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10歳女の子 顎の幅を広げる装置とワイヤー矯正を併用して重なった歯並びを改善した症例

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10歳女の子 顎の幅を広げる装置とワイヤー矯正を併用して重なった歯並びを改善した症例

ご相談内容 「下の前歯が重なって生えてきているので、歯並びをきれいにしたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 患者様は上下の顎の幅が狭く、歯が並ぶスペースが不足しているため、下の前歯が正常な位置からずれたりねじれたりして重なり合って生える「叢生(そうせい)」の状態でした。
歯並びが悪いままだと歯ブラシが隅々まで当てづらく、磨き残しによって口臭や虫歯が生じるおそれがあります。また、サ行やタ行がうまく発音できない、しっかり噛めないので胃腸に負担がかかるといったリスクがあります。

以上のことから、顎が成長する小児期を利用して顎の横幅を広げ、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保する「1期治療」と、ワイヤーを使用した矯正治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様の年代(9歳~11歳頃)は、「側方歯群(そくほうしぐん)」と呼ばれる乳犬歯より奥の歯が順次生えかわり、顎の横幅も大きく成長する「側方歯群交換期」にあたります。
骨格的な改善が可能なこの時期に1期治療を開始することで、重なって生えている歯が正しい位置に並ぶためのスペースを確保できることを説明しました。

以下の治療方法を提案し、同意いただきました。
・上下の顎の幅がともに狭く奥歯の噛み合わせが不安定のため、歯を外側に移動させて歯並びの幅を広げる取り外し式の装置「拡大床」を装着し、顎の骨を横方向に広げ、奥歯の噛み合わせを安定させてしっかり噛めるようにする
・そのあと下の前歯にワイヤーを装着し、拡大床とワイヤーを用いて、重なった歯を正しい位置に誘導する矯正治療を行う

まず上下の顎に拡大床を装着します。拡大床は患者様ご自身で定期的に装置のネジを回す調整が必要ですが、きちんと対応していただけたため、歯が適切な位置に並ぶためのスペースが確保でき、10ヶ月程度で拡大を終了しました。
次に、下の前歯にワイヤーを取り付けるための装置「マルチブラケット」を装着し、ワイヤーの力で歯並びを整えます。先に顎の横幅を広げていたため、ワイヤー装着期間を短くすることができました。
永久歯が生えてきたことを確認し、治療開始から2年程度で、矯正した歯が元の位置に戻ろうとする後戻りを防ぐための「保定」に移行しました。

この治療のリスクについて ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
年齢・性別 10歳女の子
治療期間 2年
(永久歯の萌出確認を含む)
総額治療費の目安 450,000円

治療前

治療前画像
治療前画像
治療前画像
治療前画像
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治療後

治療後画像
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治療後画像
治療後画像
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その他

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