ホワイトデンタルオフィス半蔵門ブログ
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ご相談内容 | 「歯が長く見えて、歯茎の凹みも気になる」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、上の前歯(左右中切歯/1番、左側切歯/2番、左犬歯/3番)の繋がった被せ物「ブリッジ」は、歯茎が下がり歯の根っこ「歯根」が見えていました。 左上側切歯が生えていた部分の骨「顎堤(歯槽堤)」は、吸収されて歯茎の凹みも見られました。 またブリッジの土台である3本の歯(左右上中切歯、左上犬歯)と右上の前歯(側切歯)は、歯の根っこの先に膿がたまる「根尖性歯周炎」が認められました。 そのうえ右上側切歯と左上中切歯は、歯の根っこが割れる「歯根破折」も見られました。患者様は「全体的に歯を綺麗にしたい」とご希望でした。 |
行ったご提案・治療内容 | 前歯のブリッジを取り外し、残すことができない歯を抜歯する必要があること、抜歯後は左右2本ずつの歯(犬歯、第1小臼歯/4番)の計4本を土台にしたブリッジで治療することをご説明しました。 またブリッジの種類は、強度や美しさも兼ね備えた「ジルコニアセラミックブリッジ」をご提案し、同意をいただきました。前歯の治療は美しく自然な見た目になることが重要なため、歯茎の手術「歯周形成外科」も併用しました。 抜歯後、抜いた歯があった部分の顎堤が吸収しないようにする「歯槽堤保存術」を行い、以前抜歯をしてから時間が経ち、顎堤が吸収し凹んでしまっている部分には、顎堤の厚みを増やす「結合組織移植術」を行いました。その後は仮歯「プロビジョナルレストレーション」を装着し、噛み合わせの状態や歯茎との調和を慎重に確認し装着しました。 ブリッジの一部となる歯がない部分の人工歯「ポンティック」の形は、歯があるよう自然に見せるため「オベイトポンティック」を選択しました。 |
術後の経過・現在のご様子 | 歯茎とブリッジの調和が取れていて、とても自然な仕上がりになりました。 噛み合わせも問題なく、術後5年が経っても経過は順調です。 患者様には「笑顔が増えた」と大変ご満足いただけました。 現在は、定期的なメンテナンスのためご来院いただいております。 |
この治療のリスクについて | ・歯の状態によりブリッジが適用できない場合があります。 ・ごく稀に欠けたり壊れたりする可能性があります。 |
年齢・性別 | 60代女性 |
治療期間 | 8ヶ月 |
総額治療費の目安 | 1,300,000円 ジルコニアブリッジ8本分 1,200,000円(150,000円/1本) 歯周外科手術及び歯槽堤保存術 100,000円 |